日本では収入があった人に対して税金が掛かります。
納税の義務を果たすために年に一回だけ、納税をしましょう。
これくらいだったら良いかなとか、バレないだろうと思っている方もいるかもしれませんが、絶対にダメです。
申告漏れは脱税や隠ぺい行為になり立派な犯罪行為です。
懲役刑や罰金刑が科され犯罪者の仲間入りです。
正しい知識をもってしっかり申告しましょう。
確定申告とは
まず確定申告の説明をしていきましょう。
なんとなく聞いた事のあるワードだけど、自分には関係ないとか、芸能人や資産家がするイメージですね。
会社で年末調整をしていない収入のある人は条件にあてはまれば全員確定申告しないといけません。
確定申告概要
機関:税務署
申告期限:2月16日~3月15日
※2019年度分は新型コロナウイルスの関係で4月16日まで延長されています。
申告方法:税務署の窓口で申告/郵送/e-tax
納税場所:居住する管轄の税務署
納税義務者:一定以上の所得のある人/贈与された人
関係のある税金:所得税/住民税
簡単に説明すると、毎年2月16日~3月15日までに自分で申告するか、税理士や会計士に頼んで申告します。
自分で収入と支出がはっきり出来る人や収入が多くない人は自分でする方が確定申告に掛かるお金は無料です。
収入と支出が分からない人や収入が多い人は、プロに任せてきっちり申告してもうことをおススメします。
収入が多い人は、税理士や会計士さんに頼むと、節税の方法も教えてくれるので、支払う報酬以上に税金を少なくすることも出来る場合がるので検討してみて下さい。
確定申告の準備
確定申告をするためには、ルールや準備物があります。
準備物
・収入をもらった相手からの収入金額や住所
・収入を得るために使った経費の領収書関係
・身分証明書
・マイナンバー
・医療機関や薬局で買った薬代の領収書
ルール
〇収入を得るために使った経費以外は認められません。
〇領収書関係は、保管する必要があります。
税務署から提出の要請があった時はl、速やかに提出が出来るようにしときましょう。
〇医療費が年間で10万円を超えるようであれば、所得控除が受けられるので提出しましょう。
〇所得控除のある人はそちらも申告しましょう
確定申告の方法
自分で申告方法には3通りあります。
税理士や会計士に頼む場合は、かく先生にご相談ください。
基本的に国税庁のホームページから作成することができます。
収入先が分かりやすい保険の外務員報酬などは企業からの源泉があればすぐに作成できます。
転売などで利益を上げた人は、かく販売先での売り上げを入力しましょう。
過少報告は禁止です。
どちらの収入も事業所得になります。
1.所得税の計算
2.収支報告書の作成
上記に点を入力して完了です。
収支内訳書の作成(郵送・e-tax)
この表は、収入がいくらどこから発生したかと、必要経費がいくらかかったかを申告するの添付する書類です。
左側は収入を入力する欄です。
右側は経費を入力する欄です。
事業所得の各々の収入を入力します。
その収入を得るために必要であった経費を領収書などの金額を項目ごとに合計額を入力していきます。
売上を上げるために、新幹線や飛行機や電車を使ったのなら、交通費の欄に合計額を入力しましょう。
※旅行や遊びに行く時に使った交通費は含めてはいけません。
この要領で、表を完成させます。
レシートや領収書は、普段から仕訳しておくと便利です。
またエクセルで管理しておけば、確定申告時に数ある領収書をいちいちチェックしながら計算しなくても済みます。
郵送を選択した場合は印刷をします。
所得税の申告(郵送・e-tax)
所得税の申告をすると勝手に税務署で住民税の計算をしてくれるので、こちらだけでOKです。
ここでは自分の住所や生年月日などを入力しましょう。
この時に、マイナバーカードや通知カードなどを準備しましょう。
こちらに、売上先(報酬や、売上を貰った先)の情報を入力していきます。
先ほど作った収支報告書のデータを反映させて、順番に進んでいきます。
そしたら納税額が表示されます。
もし税金を払いすぎていたら、還付されます。
銀行送金による還付なので、送金してもらう銀行を登録しましょう。
e-taxはこれにて終了です。
郵送の場合
印刷をします。
印刷物のなかに提出先の税務署の住所が書いてあるので、切り取って封筒に張りつけましょう。
このときに、免許書などの本人確認書類のコピーやマイナンバー通知カードのコピーが必要になります。
2019年年度分から、源泉徴収は不要になったようです。
毎年、様式が少しづつ変わるので注意が必要です。
窓口の場合
・本人確認書類
・マイナンバーカードが無い場合は通知カード
・売上金をまとめたものや分かる書類
・必要経費の分かる物や計算したモノ(暗記している人は必要ありません)
を準備して管轄の税務署へ直接行って、その場で計算して書類を提出して終わりです。
直接行く方がミスは少ないですが、かなり混雑するのでおススメはしません。
確定申告の注意点と罰則
何度も書いている様に、納税は国民の義務なので、ルールを破ったりすると法律違反です。
知らないうちに違反してもダメです。
右折禁止の標識を見てませんでしたと捕まった時に言っても許してくれません。
それと同じで、ルールを学んでルール通りに確定申告してくださいねとなっています。
売上と経費はしっかり報告しましょう
税金は利益の大きい人ほど、税率は上がります。
なので売上が下がれば税金は安くなります。
そのことを使って、脱税をする人がいるんですね。
売上 - 経費 = 課税所得(税金が掛かる所得)
〇売上の上がった分はすべて記入しましょう。
〇経費は本当に売り上げを上げるために掛かった分だけ
この二点を守れば大丈夫です。
申告違反の罰則
二通りの罪に問われます。
申告漏れと所得隠しです。いわゆる両方とも脱税ですね。
罪の重さに違いは有りますが、このような罪人になることはやめましょう。
最悪の場合は前科持ちになってしまいます。
税務調査が入り、追徴課税などを納めれば刑事告訴は免れますので、逮捕はされないケースが多いです。
本来、支払うべき金額より多く支払うことになるので結果的に大きな損失を被ります。
所得隠しは非常に重いので、故意に所得を隠そうとすることです。
本来の売り上げが100万円なのに50万円で申告したとか。
経費に算入できないのに参入したとかですね。
脱税の刑
所得税法 第二百三十八条 /第百五十九条
10年以下の懲役または1千万円以下の罰金刑
要はすごく重い罪ですね。
20から30万円の脱税をして、10年以下の懲役なんてバカバカしいですね。
もちろん隠した金額によって今までの事例では刑の重さに違いがあります。
まとめ
確定申告は国民の義務なので必ずするようにしましょう。
白色申告ではなく青色申告が出来る場合もあるので、注意が必要です。
青色申告をするには届け出が必要なので、税理士や会計士に相談してください。
そして青色申告は控除額が大きいので申告した時に納める税金が少なくなる事も多いです。
また会計ソフトを入れて、普段からきっちり売り上げと経費を管理しておくことも良いことです。
いずれにしろ正確な申告をしましょう。
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自己紹介
ニックネーム:ぼむ
年齢 :30代半ば
性別 :男性
転職を三回して、不動産、アパレル、金融関係を経験して、今なおサラリーマンをしながら日々資産形成や副業、支出を減らす方法を考えながらブログを書いています。
私が学んだことを、たくさんの人に広げるためにブログを始めたおせっかいな人です。