2020年10月末に長崎旅行へ行って『軍艦島』へ行った感想を書いています。
結論からいうと私はけっこう満足でした。
軍艦島については、ある程度調べてから行きましたが、ツアーについては調べていなかったのでその辺も含めて書いていきます。
軍艦島(端島)とは
軍艦島は長崎県にある炭鉱で日本一栄えていた島です。
現在は炭鉱の閉鎖とともに無人島となり、世界遺産として観光地として整備されています。
正式名称は「端島」です。
日本初のコンクリート造りのアパートが建設され現在でも100年以上前のコンクリート住宅が健在です。
最盛期では日本一の人口密度を誇っていた最先端の生活をしていたロマンの感じられる世界に誇れる遺産です。
端島は薩摩藩の端っこの島だから端島と呼ばれているようです。
薩摩藩より三菱財閥が炭鉱経営の為に買い取ったことにより炭鉱産業が栄え、現在の島を形成している防波堤まで埋め立てをして現在の大きさの島になったとのことです。
軍艦島と呼ばれるは、炭鉱が操業していた当初は煙突から煙がモクモクと上がり、建築物と島の形状が戦艦に似ている事から軍艦島と呼ばれています。
決して軍事設備があった島ではないです。
小さな島になんと5000人以上もの人が暮らしており、中にはデパートや散髪屋さんに病院、そして娯楽施設としてパチンコ屋まであったとのことです。
日本で唯一のナイター設備を備えた屋上テニスコートまであったという事なので、過酷な労働と贅沢な暮らしが混在するスゴイ街であった事は間違いないですね。
軍艦島(端島)へ行くには
軍艦島へ行くには船に乗っていくしかありません。
特別な許可を得ている人以外は上陸することができません。
以前は勝手に上陸をしたりしていたようなのですが現在は『軍艦島ツアー』に申し込んで船会社の船で連れて行ってもらうことになります。
何社かあるので自分にあった時間に出航をするところで予約すると良いです。
金額は1人4000円くらいで申し込めます。
ネットの早割などを使えば3000円台で予約できます。
また上陸するのに別途310円が掛かるので私は3700円でツアーに申し込みました。
『アクティビティー予約 じゃらん』で予約できます。
予約していかないと店員オーバーになる可能性があるので予約していく方が良いです。
軍艦島ツアーの会社 一覧
○やまさ海運
【出発地】
長崎港
【出航時間】
午前便 09:00-11:30
午後便 13:00-15:30
【料金】
3700円から4200円
ネット予約で最安3700円
【定員】
225-221名
○軍艦島コンシェルジェ
【出発地】
常盤桟橋
【出航時間】
午前便 10:30-13:00
午後便 13:40-16:05
【料金】
4000円(平日)
4500円(休日)
【定員】
130名
○シーマン商会
【出発地】
常盤2号桟橋
【出航時間】
午前便 10:30-13:00
午後便 13:40-16:05
【料金】
3900円
個人旅行の場合は300円割引クーポン有り
※2020年10月現在
【定員】
45名
〇高島海上交通
【出発地】
本船桟橋
【出航時間】
午前便 9:40-12:50
午後便 14:00-17:15
【料金】
3600円
【定員】
200名
長崎市内からの出発は上記の会社のツアーに申し込む必要があります。
乗り場は若干違いますが、長崎駅からほど近いところです。
出島からもすぐなので観光も出来て便利なところです。
たまたまかもしれませんが、船は結構揺れます。
ですので船酔いする人は酔い止めを飲んでおいた方が良いと思います。
また今回、私が乗った船はけっこう大きかったので小さい船だともっと揺れるのかもしれないのでそこも会社選びの参考になると思います。
軍艦島ツアー内容
私が参加したのは「やまさ海運」のツアーでした。
けっこう満足のいく内容でした。
ツアーの流れ
①ネットで予約
②長崎港ターミナルでチケット購入
このときに誓約書を持参または現地で記入します。
③目の前の桟橋から乗船
④軍艦島へ向かう
⑤軍艦島へ上陸
⑥軍艦島の周回クルーズ
※波の状況による
⑦長崎港へ戻る
⓼上陸証明書を受け取り終了
ツアーの感想
〇出発前
予約しておいたチケットを購入するために、チケット売り場へ行きました。
このときに予約番号をスクショしておくと便利です。
この時に少し失敗したのが、レンタカーを借りていたのですが、駐車場を長崎港のところに止めたのでけっこう高くつきました。
近隣にもっと安いパーキングがあるのでそちらに止めれば半額くらいになると思います。
出航時間の30分前にはチケット購入しないといけないので少し早めに行くようにした方が良さそうです。
この待ち時間にトイレや飲み物の購入をしておくと良いです。
船にはトイレがありますが、軍艦島にはトイレがありませんし船のトイレも潔癖ぎみの私には苦手なので150分間キレイなトイレに行く事が出来なくなります。
出発時間前に船に乗り込みます。
自由席なので早めに行けば窓際の席を確保できます。
船主(前)に対して右側の窓がおすすめです。
見える観光施設が多かったです。
〇出航から軍艦島まで
いざ出発ということで船出です。
到着までに40~50分くらい船に乗ることになります。
船が出発すると、船員さんが船旅の道中に景色の説明をしてくれます。
タイミングよく窓から見える場所でテキパキ説明をしてくださるので船に乗っている間も飽きることなく楽しめます。
ただ船はかなり揺れました。
しつこいようですが、乗り物酔いのする人は酔い止めが必須です。
大げさではなく普通に横の窓に水しぶきが跳ね上がるくらい波をかき分けて進む場面もありました。
こんだけ言って私はまったく乗り物酔いしないので余裕でしたが、ついつい寝てしまいましたが。。笑
せっかく説明をしてくれるので起きておいて話を聞いた方が楽しいと思ます。
〇軍艦島上陸
少しの船旅を終えると、船長が上陸できるかを判断してOKならばいざ上陸です。
私が行ったときは上陸出来ましたが、波が高かったり風が強かったりすれば上陸できない時もあるようです。
その時は周遊料金にしてくれるようなのでキャッシュバックされるようです。
「ドルフィン桟橋」といわれる桟橋へ上陸します。
足元は結構ゆらゆら揺れているので、少し不安ですが2、3歩で渡れるのでサクッと渡れば余裕です。
少し先に広場があるのでそこまで止まらずに進んでいきます。
廃墟が広がる無人島に行くのはなかなか経験できない事なのでワクワクします。
〇軍艦島での観光
軍艦島を自由に散策することは出来ません。
行ってみると舗装された道に侵入禁止の柵があり観光地というか博物館のような感じでした。
もっと建物に近づけるのかと思ったのですが、危険だからだと思いますがけっこう距離があるのと、見れる範囲が少ないのが残念でした。
日本初のコンクリートアパートの30号棟を目視出来ますし、小中学校も見れることや、船員さんが説明をしてくれるので満足のいく内容です。
滞在時間は30分くらいだったと思います。
説明してくださって印象に残っているのは、今日の景色は次に来た時には見れないとのことです。
それは補修作業もしないのが軍艦島の保管方法だからです。
コンクリート造りの建造物が風や雨に波などによって崩れ行くのを自然い任せているとのことです。
ですので軍艦島に行ってみたい人は、早く行く方が良いと思います。
日々崩れていくので、もしかしたら数年後には建物が崩れて瓦礫しかない島になっているかもしれません。
〇軍艦島周遊
軍艦島を後にしたら周りをグルっと船で回ってくれるとの事です。
桟橋の反対から見た景色が軍艦に見えるようです。
私が行ったときは波の関係で一周できなかったので残念ながらその景色は見ることが出来ませんでした。
40分くらい船に揺られて長崎港に帰ります。
少し疲れたのでまたまた寝てしまい記憶があまりありません。笑
〇長崎港に帰ってきたら終了
出発した桟橋へ帰ってきます。
そして最後に船を降りると、軍艦島上陸証明書なるものを貰えます。
記念品みたいな感じかな?それを受け取りツアーは終了です。
ほとんど船の中で過ごすことになりますが、解説もしてくれるしへーって事も多いので行って良かったです。
乗船代金も含めてなので、料金は少し高いですが長崎へ旅行に行った場合はぜひ行くべき所です。
中学生以下は上陸が出来ないみたいな事を言っていたので、家族で行く場合は先に調べてから行った方が良いです。
寝ぼけていたのであんまり覚えていないですが上陸の時にそんなことを言っていた気がします。
長崎観光ルート
参考までに私が行った旅行プラン紹介しときます。
2泊3日で彼女と二人で行きました。
【予算】2人分
飛行機代 往復16,000円
宿泊費 18,000円
レンタカー代 5,600円
ガソリン代 1,800円
高速代 2,500円
ハウステンボス 10,000円
軍艦島 7,420円
その他入園料 2,000円
合計金額 45,320円
食事代などもかかりますし、コインパーキング代も掛かったので
なんだかんだ60,000円以内くらいじゃないかと思います。
カードで精算もしているので、いくら使ったか分からない恐怖と戦っています。笑
GoToトラベルを使ったので、それなりのホテルだったのですが安く済んだのが大きいです。
パックツアーならもっと安く済んだ可能性もあります。
初日
長崎空港 13:30到着
レンタカーを空港で借りました。
『じゃらんレンタカー』で予約しました。
最安値を選べるのと、じゃらんでの予約なので簡単に予約できるので良かったです。
↓
大村市内でうどんを食べました。
本当は空港内で「ちゃんぽん」を食べたかったのですが、コロナの関係で休業中でした。
↓空港から高速道路使用で40~50分くらい
ハウステンボス 15:30
15:00以降であれば入園料が割引されて5,000円/1人になります。
行った感想としては半日くらいで充分だと思うので昼からで十分楽しめます。
またライトアップがむっちゃキレイなので、是非暗くなるまでいることをおすすめします。
↓
長崎市内(宿泊先)20:00
新世界三大夜景の長崎市内を部屋か見れる「矢太楼南館」に宿泊
駐車場も無料で利用できて、展望風呂もあったので満足でした。
多少古いのは否めませんが、フロントの従業員さんも丁寧でしたし部屋も広く旅の疲れを取れました。
残念な点は、山の上なので長崎市内へのアクセスが悪いので夕食を食べに車で10分くらいかけて思案橋まで行きました。
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二日目
チェックアウト 10:00
寝坊しました。笑
↓
オランダ坂 10:30
早朝から散歩をしようと思っていたのですが、寝坊したので車でぶぁーって走り抜けました。
けっこうな坂だったので逆に良かったかも。笑
長崎は本当に坂が多いので現地の人の足腰は鉄人なのではないでしょうか。笑
↓
アミュプラザ(長崎駅ビル) 11:00
時間が余ったのでお土産を買いに商業施設にアミュプラザへ行きました。
お土産の種類も多く職場や友人へのお土産をまとめ買いしました。
↓
長崎港付近(昼食) 11:30
海鮮丼を「長崎港」で食べました。
↓
軍艦島クルーズ 13:00
12:30くらいから待機してました。
『アクティビティー予約 じゃらん』で予約出来ます。
↓
軍艦島クルーズ終了 15:30
↓
出島 16:00
長崎港から歩いて行ける距離です。
駐車場を安いところへ変更しました。
↓
ホテルへチェックイン 17:30
「ANAクラウンホテルプグラバーヒル」へ宿泊
グラバー園の麓で徒歩圏内で観光地を巡れる好立地でした。
駐車場も完備しているので便利です。
↓
四海楼で夕食 19:00
彼女が船酔いで寝てしまったので部屋でゆっくりしていました。
ホテルの目の前の老舗ちゃんぽんの店へ行きました。
味は薄味で関西人の私には物足りない感じでした。。
皿うどんは焼きそばっぽくて美味しかったです。
グラバー園のライトアップに行くか迷ったのですが疲れていたので止めました。
3日目
グラバー園&周辺散策 10:00
最終日は頑張って早起きして大浦教会とグラバー園に行きました。
グラバー園へ続く道には清水寺の参道のようなお土産物屋がたくさんあるので楽しめます。
カステラ屋も多くあるので、帰りの飛行機で食べようと買いました。
↓
新中華街(昼食) 12:00
ちゃんぽんのリベンジに中華街へ行きました。
人気店を調べて「江山楼」へ行きました。
ここは味もしっかりしていて美味しかったです。
スープも飲み干してしまいました。
帰り際に「角煮まんじゅう」を岩崎本舗で購入して空港までの車内で食べながら向かいました。
↓30分くらい
長崎空港 13:30
レンタカー返却
屋上展望台でスタバを飲んで、搭乗時間まで時間を潰しました。
関西国際空港へ出発 15:00
飛行機内でカステラを食べて1時間の爆睡
あっという間の長崎旅行でした。
やっぱり九州は最高ですね~。
飛行機であれば関西から1時間で行けるので遠くて近い街なので、GoToトラベルも延長になりそうだしまた行きたいなーとすでに思っています。
まとめ
今回は軍艦島へ行く事をメインで長崎へ行きましたが、街並みや雰囲気も良く楽しい旅行になりました。
長崎は独特の雰囲気のある異国情緒のある街なので好きになりました。
観光地も徒歩圏内にあることも多く、非常に動きやすいというイメージです。
軍艦島へ向かう長崎港を街の中心?っぽいところにあり出島も目の前と行きやすく旅行の計画を立てやすいと思います。
レンタカーで街中を走る時に思ったのが、長崎の道はけっこう運転しにくいです。
慣れない車に乗っていたことも有るでしょうが、路面電車も入っていて山間の街ということもあり道が広いのに真っ直ぐでないからないからなのか、毎日車の運転をしている私も少し怖かったです。
長崎の人はけっこうのんびり運転されるので関西で運転している私としては少しモタモタするなーって思いながら運転してました。笑
とはいえ、無事に帰宅することが出来たので良かったです。
異国情緒溢れる長崎旅行はおすすめです。
見どころも多いので二泊以上の旅行がおすすめです。
次は佐世保の方に行って五島列島に行ってみたいと思います。