保険業界のお給料は気になりますか?
もし保険業界に就職や転職を考えているなら間違いなく抑えておかないといけない話ですね。
保険会社ごとに給与体系は違ってくるので一概には言えませんがザクっとこんな感じという話をします。
給料の仕組み
保険業界で働く外交員(営業)の給与体系は多くの企業はインセンティブ制度を採用しています。
私を含め、保険の営業をしている人は、基本的に基本給と外交員報酬を貰って年収を稼ぎます。
特に生命保険を販売する外交員は、給与の大半を外交員報酬に頼る形になる企業が多いです。
保険の営業でたまにテレビや経済雑誌で年収が億越えのサラリーマンみたいな人が出ていますが、歩合をすっごい稼いでいる人なんですね。
保険募集をする全員が歩合制の給料をもらっているわけではありません。
銀行系の外交員は、基本給だけしかもらえません。
逆に固有名詞は出しませんが、某外資系生命保険会社は歩合の比重がかなり高いです。
個人の仕事の成果によって、同期で同じ役職でも年収額は人と違いますし、自分自身の前年度所得とも違ってきます。
インセンティブの発生条件
実際に保険会社で働く人がどのようにインセンティブを貰うのかというと会社ごとに違うのですが
〇保険を契約する
〇保険の切り替え
〇保険を継続してもらう
〇募集人をスカウトする
〇担当代理店及び店長なら自分の店の売り上げ目標をあげる
などなど
働く会社によって形態は違うんですが、代表的なモノはこんなとこです。
分かりやすいので言えば、保険の契約ですね
保険の種類や保険金額や月々の保険料などによって報酬の金額は違いますが、新規募集をすると歩合が発生します。
契約をした保険を維持(続けてもらう)すれば歩合が定期的に入る会社もあります。
社歴が長くて優秀なら給料が多くなります。
分かりにくいところだと、スカウトですね。
その名の通り保険の営業をしてくれる人を定期的にスカウトする必要があります。
イメージとしてはマルチ商法のスカウトみたいなもんです。
某生保レディが多く所属する保険会社なんかは業界で有名ですよね。
ではなぜスカウトするかというと、
純粋に採用のノルマがある
スカウトした人が契約すると、自分にも報酬が入る仕組みだから
要は子をたくさん作って働かせれば自分の契約が少なくてもそれなりの給料になるんですね。
たまに昼のファミレスで4人くらいで生保レディがタバコ吸いながらたむろしているのは、こんな感じですね。
同業種だからすぐに見たら分かります。
タブレットを持って4人くらいでスーツを着た20代~50代くらいの組み合わせで、金髪に近い茶髪のグループがいたら生保レディの可能性がだいぶ高いです。
耳を澄ませば、怖い話ばかりしてますよ( ゚Д゚)
ちなみに私は、スカウトとは無縁の会社です(^^♪
ぶっちゃけ年収どれくらい?
気になるところはいくら稼げるんかってことですね。
まず私の保険営業をしていた時の年収を言いましょう。
基本給が360万円くらいで、外交員報酬が500万円くらいでしたね。
30代前半で年収は850万円くらいだったので、良い方だったんじゃないでしょうか。
一応この年収は平均値よりは多いですよ。
優秀なトップで成績を上げるような人は1000万円以上余裕で稼いでますね。
中には年収3000万円なんて強者もいます。
一般的に年収600万円台の人が多い印象でしょう。
営業が苦手な人は400万円台くらいでしたね。
会社によって違うので、バリバリの体育会系の保険会社なんかだと、下は200万円台で上は数千万円も多いと聞きます。
外資系の保険会社だと年収1億円オーバーもいるみたいですね。
給与面ではすごく夢のある世界ですので、やる気と根気のある人には向いていると思いますよ。
外交員報酬は確定申告が必要です
サラリーマンであったら、12月に年末調整をして税務署への申告が終わるのですが、生命保険の報酬で貰う外交員報酬は確定申告をして税金の申請が必要です。
外務員報酬は給与所得ではなく、事業所得になります。
こちらに関しては経費計算や、控除の計算をしなければいけません。
経費と言いましたが、保険会社で外交員をする人は、お客さんにお渡しするボールペンや物品を実費で購入することが多いです。
会社によっては仕事で使うタブレットやノートパソコンも自己購入のところあるという話も聞いた事があります。
法人契約時なんかは、相手先の社長や総務部長なんかを接待することもあります。
もちろん実費です。
そんな経費が掛かるので、確定申告して経費計上しましょう。
確定申告の方法は二つ
〇白色申告で自分で確定申告する。
ほとんどの人がこうしているんじゃないですかね?
〇青色申告を税理士に頼む
事業所得なので、条件をクリアすれば青色申告が出来ます。
こちらは領収書の提出と保管が必要になるので、税理士さんに頼みましょう。
税理士費用は3万円~5万円くらいですかね。
青色にすると税務上有利なので、節税効果があるので所得税が還付されることが多いので、所得の多い人(1000万以上の人なんか)は税理士を雇って確定申告する人も多いです。
本当に稼げるの?
最後に本当に生命保険の営業職は稼げるのか説明します。
正直、営業センスがあり努力できる人はチャンスはいくらでもあります。
外交員報酬に関しては上限なく稼ぐことが出来ます。
イメージとしては企業ブランドを借りて自営業をしている感じですね。
逆にもし普通の会社員をしてきっちり決まった給料が良い人にはおススメ出来ない仕事ですね。
1000万円くらいの年収であれば頑張って努力をして働けば射程圏内の仕事です。
ただ自己の知識を高めたり、精神的に強く継続して仕事に取り組める人だった場合です。
それなりに仕事をこなせる人なら、年収500万から600万くらいというところでしょうか。
2000万円とか3000万円以上を稼ぐ人は、各会社の5%以下くらいの人じゃないかと思います。
いわゆるトップセールスマンですね。
こういう人は考えられない努力をしています。
もちろん普通の精神では持たないような事をしている人もいると思います。
もし保険会社で稼いでやろうと思う人は、精神的に辛い時もあると思いますが、継続して努力をすれば同世代より稼げる可能性は多くある仕事なのでチャレンジしてみてください。
また、もし合わないと思ったときにも資格をたくさん取得していく事になるので知識が付く仕事でもありますので、まあ転職に役立つでしょう。
もちろん、仕事が休みの日や仕事が終わった後に自己研鑽をした場合ですがね。
志の高い人は向いているお仕事です。
自己紹介
ニックネーム:ぼむ
年齢 :30代半ば
性別 :男性
転職を三回して、不動産、アパレル、金融関係を経験して、今なおサラリーマンをしながら日々資産形成や副業、支出を減らす方法を考えながらブログを書いています。
私が学んだことを、たくさんの人に広げるためにブログを始めたおせっかいな人です。