そもそも投資がなぜ重要かを説明します。
投資は税制面で優遇されていたり、注目されています。
なぜかと言うと国としてはもっと投資を国民にして欲しいからです。
投資行動が広がれば、投資先である企業の資金が増え経済が活発化します。
国は税収が増え、企業は収益が上がり、働く国民は収入が増えて豊かになります。
また超低金利時代の現在では、預貯金にによって資産が増えることはほぼありません。
将来的に物価指数(物の価値)が上がった時に、預けているお金の価値が下がり金額的には減っていないが、価値は下がっている可能性もあります。
景気が良くなるということは物価が上がることに繋がります。
政府は、2%の物価上昇を目指していますので、お金の価値は2%下落するわけですね。
本当はもっと複雑な仕組みですが、簡単に言えばこんな感じです。
大事なことは自分の資産を増やしながら守ることが大切だということです。
そもそも投資信託とは?
そもそも投資信託ってなんなんという人の為に簡単に分かりやすく説明します。
答えは、信託に投資します。
よく分かりませんよね?
まずは株式投資とは
株式投資っていうのは何となくイメージが付くと思います。
投資家が、チャート(グラフ)を見ながら売ったり買ったりしているのを想像してください。
そういった投資の目的は、短期で保有して、値上がりがしたら売却することや、優良株を長期保有して配当や優待を収益とすることです。
少しだけ難しい話ですが、現物取引(投資金額と実際に投下する資金が同じ)ものと、信用取引(投資金額より投下資金が少ない)ものもあります。
現物であれば株価がゼロにならない限りは、資金もゼロになりませんので安心です。
信用取引をすると、投下した資金以上に値下がりをしてしまうと資金が尽きて投資した資金はゼロになります。
この取引をよく思い浮かべて投資は怖いし、ギャンブルだとイメージする人も多いです。
どちらの取引にしろ、知識や経験が求められるので、いきなり投資流行ってるからやってみようとすると、ほとんどの人は失敗します。
投資信託とは
簡単にいうと、複数の銘柄や種類のどこの株や債券などにどれだけ投資するかをプロに任せてしまうというのが「投資信託」です。
もっとかみ砕いていうと複数の投資先を一つのパック商品として販売している商品です。
投資信託(複数の投資先に投資)にするメリット
いくつかの投資先が値下がりしても他の投資先がカバーしてくれることにあります。
デメリット
一つの商品がすごく値上がりしても利益は薄くなりがち。
「販売会社」の金融機関や証券会社や最近ではネット証券などで購入することが出来ます。
「投資信託委託会社」が運用(預かったお金で売ったり買ったり)の指示を出します。
「受託会社」の信託銀行が指示を受けて、実際に市場で売ったり買ったりします。
投資家 ⇔ 販売会社 ⇔ 受託会社 ⇔ 受託会社 ⇔ 市場
あなた 銀行や証券会社 〇〇アセットなど 信託銀行 株や債券
投資家はお金を出すだけで実際に売買してくれるのは、任せた会社なので結果を見るだけで済みます。
詳しい知識がなくても取っつきやすい理由です。
注意:プロだからと言って必ず得をする商品では無いことを理解しましょう。
もちろん損する可能性もあります。
投資信託を購入時にすること
商品(投資信託の種類)を選んでお金を出して、購入と解約(売却)をしないといけない。
投資先の商品選びは大切です。
投資信託はお金を出すだけで買えるんだと思った方も多いと思いますが、最低限の知識と経験が要ります。
すべてを販売会社に丸投げすることは出来ません。
出来ないというより危険です。
理由は簡単です。
販売員の売りたい商品を買わせてくるからです。
売りたい商品というのは販売員それぞれでしょうが、成績やインセンティブの為や会社から売れと言われている商品が主でしょう。
投資信託にはいくつか手数料が掛かり、商品によって手数料が違います。
なので手数料の高い商品を買わせてくる可能性も十分に考えられます。
しかし、販売員は定期的に顧客の利益になるアドバイスをしなければならないので、耳を傾けて自分なりに納得して売り買いをしましょう。
決して言っていることすべてがウソではないですし、顧客に利益を上げてもらえれば追加で購入してもらえる訳ですから、儲かりそうな商品を勧めてくることが基本的スタイルであることに違いはありません。
投資金を出すのは自分であり、投資先を決めるのも自分で、買ったり売ったりを決めるのも自分です。
運用方法は任せたとしても自己責任で購入をするということを忘れてはいけません。
投資信託の主な中身を簡単に解説
投資信託のイメージは出来たと思いますが、具体的に主な投資先を紹介します。
(この商品ごとに中身は違います)
代表的な投資先を大きく分けると
株式((国内株式・海外株式)・債券(国債・社債)・リート(国内不動産・海外不動産)など
上記のような投資先を分類して組み入れる比率や種類を一つのパックとして販売しているのです。
〇〇会社の株式とか○○ビルに投資では無くて
国内株式、外国株式、国内債券……などで分類して商品化されています。
この中で各種銘柄を売り買いして、常に商品の入れ替えや各カテゴリーごとの比率を変えたりして利益を目指してくれます。
国内債券が多ければ一般的にリスクが少ない代わりに利益は少ないですし、新興国の株式が多ければハイリスク、ハイリターンです。
自分にあった商品をじっくり選んで投資しないといけない理由はここにあります。
多くの種類に投資するほうが手数料は高くなる傾向があります。それだけコストが掛かるから当たり前です。
しかし分散投資をすればするほど、リスクは下がるので難しいですね。
非課税投資
投資信託の税制で優遇される代表格はNISAです。
またNISAを利用しなくても所得税が優遇されています。
この2つを詳しく説明すると一つの記事になってしまうので概要と簡単な説明をします。
税金のこと良く分からないし、高給取りじゃないから関係ないと思う人は簡単に収入に対してどれくらい手取りが減るか解説した記事も読んでください。
給料から引かれる金額 かんたん計算
NISA
非課税になる制度です。
なんとなく聞いたことのある人も多いと思います。
「NISA」とは英国の「ISA」という制度にN(日本)を付けた小額投資非課税制度のことです。
難しい言葉、炸裂してますね。
易しく説明すると
NISAとは国が投資額に上限を決めてその範囲内の投資で得た利益に関しては税金を掛けませんよという制度です。
NISAは他の投資とは別に管理する必要があります。
非課税のモノと課税されるものが一緒になったら分からなくなりますからね。
NISAを始めるためには、特別にNISA口座を作る必要がありあます。
NISAの種類は3つだけ
1.NISA
2.ジュニアNISA
3.つみたてNISA
簡単に分けると
満20歳以上なのか以下なのか。
一括投資なのか積み立てなのか。
この違いがあります。
今回は1.NISAと3.つみたてNISAについて説明します。
NISA
投資できる金額は年間に120万円まで投資できます。
1月から12月までに120万円まで株や投資信託などに投資をNISA口座で買うことが出来ます。
NISA口座とはNISAを利用するために金融機関1つにつき1つまで作ることが出来ます。
同じ年に1つ以上の口座を作ることは出来ません。
翌年に違う金融機関へ変えるとはできます。
簡単に何が非課税かというと、120万円投資したとして、解約(売却)したときに140万円になったとしたら
140万円-120万=20万円の利益
本来なら20万円に20.315%税金(所得税・住民税・復興特別所得税)が掛かります。(4万630円)
この部分が非課税になります。
つみたてNISA
NISAとの違いは、積み立てなので毎月、少しづつ投資していく事にあります。
毎月なので、まとまったお金が手元になくても投資を始められることです。
上限が年間40万円までとなっています。
毎月3万円くらいまでで投資したい人に向いています。
積立貯金のようなイメージでしている人も多いです。
非課税期間が長いのが特徴で長期投資に向いています。
NISAまとめ
NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|---|
年齢制限 | 満20歳以上 | 満20歳以上 | 満20歳未満 |
投資金額上限 | 120万円 | 40万円 | 80万円 |
投資期間上限 | 購入から5年間 | 購入から20年間 | 購入から5年間 |
備考 | 満18歳になる12月末まで払出せない |
どちらをするかは、ライフスタイルですが投資を始める方はまずNISAを利用しましょう。
まとめ
投資家という聞こえは、どか遠くてお金持ちや怖いイメージがまだ強い日本ですが、海外の先進国では金融教育がしっかりしているので、資産の大半を預貯金に預けっぱなしで金利の付かない状態で放置している人は少ないです。
常に経済は動いていて、その経済に沿った形で資産を運用する必要があります。
もしパンが100円で買えている現在ですが、パンが1,000円になってしまったときに、資産価値は10分の一になっています。
預金してある100万円は100万円という名の価値は現在の10万円になります。
ファンタジーに聞こえるかもしれませんが、戦後に土地を何百円や何千円で買いまくった人や子孫はどうなっていますか?
駅前の土地を500円で買った人は、何十億円という価格で売ったかもしれないし、持っていてすごく高い賃料で貸して生活しているかもしれません。
当時の大金の何百円を大事に銀行に預けていた人は、100円から100円になっています。
極端な例でリアルはもっと違うと思いますが、20代や30代から少しづつ投資の勉強だと思ってチャレンジしたほうが良いです。
また40代、50代そして60代でも間に合わいことはないのです。
世の中の資産価値は常の上下しているので、正しいタイミングはありません。
遅すぎることはあっても早すぎることはありません。
少しでも皆さんの知識や新たなステージに立てるお役に立てれば幸いです。
自己紹介
ニックネーム:ぼむ
年齢 :30代半ば
性別 :男性
転職を三回して、不動産、アパレル、金融関係を経験して、今なおサラリーマンをしながら日々資産形成や副業、支出を減らす方法を考えながらブログを書いています。
私が学んだことを、たくさんの人に広げるためにブログを始めたおせっかいな人です。